Golden door

chapter rabbit and turtle


黄金の扉

兎と亀の章

生まれつきの能力の差
というものは
必ずある

生まれつき能力が高い人
生まれつき能力が低い人
これは
どうしようもないこと

兎と亀の話のように
生まれつき足の速い兎
生まれつき足の遅い亀
と同じで
生まれつき
成果を出すのが早い人
生まれつき
成果を出すのが遅い人
という風に
生まれつきの要素は必ず存在する

努力では
どうにもならないこともある

兎と亀の話では
兎が昼寝をしているうちに
地道にがんばった亀が勝つ
つまり・・・
生まれつきの能力が高くても
努力をさぼったり
なまけていたら負けてしまう
逆に・・・
生まれつきの能力が低くても
努力し続ければ勝つことができる
という教えを説いている

しかし
現実の社会では
能力が高いうえに
全然なまけない、働き者の兎が
たくさんいるし
能力が低いうえに
やる気がなくて、なまけ者の亀も
たくさんいる

もし、自分が生まれつき
亀の側の人間だったら、
同じだけ努力しても
兎の側の人間ほどの
成果を出すことはできない

それは、
どうしようもないこと

同じくらい努力しているのに
自分よりも成果を出す人がいるのは
たまたま
そのことに関する能力が
自分は亀の側の人間で
相手は
兎側の人間だったというだけのこと

そういった場合は
成果が出ないのを
自分の努力不足と考えなくて良い

自分はもともと
そのことについての
能力が低いというだけのこと

もし、
自分が亀の側の人間だったとき
自分が成果を上げるために
兎側の人間の話や、やり方を
聞いたり、読んだりするのは
絶対にやめたほうが良い

テレビやネットでは
能力の高い人間や
成功している人間
兎側の人間が
自分の成功談や
成功した方法を話しているが
それらの情報を見ても
自分自身の成功や成果には
ほとんど役に立たない

他人の成功談や
他人の成功方法を知ることで
かえって自分に
悪影響が出ることが
ほとんど

兎の走り方を
亀に教えても
亀はそれを真似できない

兎と亀は
身体の構造が違うから

同じように
亀が兎に
長生きの秘訣を説明しても
兎はそれを真似できない

根本的に
兎と亀は違う生き物だから

大切なのは
自分の能力の範囲で
自分なりに
自分に合った方法を
自分で考えること

絶対に
成功している人間や
能力の高い人間や
チャンピオンを
基準にしてはいけない

絶対に
今の自分自身を
基準にすること

何かで成果を出せなくて
自分は、もともと
そのことで成果を出す能力が
生まれつき低いんだ、と
受け入れられないとき
苦しみが生まれる

自分は能力が低いと
受け入れられない状態だと
兎の側の人間の
情報にばかり目がいってしまい
結果的に成果も出せずに
時間のムダにもなってしまう

能力が低い自分が
成果を出すためには
自分に合ったやり方を
探したほうが良い

自分に合ったやり方でも
兎側の人間ほどの成果は出ないことは
最初から覚悟しておいたほうが良い

生まれつき苦手なんだから
しょうがない

自分が意識して
今すぐに
どうにかできる問題以外は
考えなくて良い

生まれつきのことは
今すぐに
どうにかできる問題ではないので
考えるだけ時間のムダだし
それを考えている間は
他の自分に合ったやり方を
考えられないので
損しかない

兎側の人間同士、つまり
能力の高い人間同士でも
考え方もやり方も違うのに
亀側の人間、つまり
能力の低い人間が
兎側の人間のやり方や
成功方法を学ぶこと自体が
時間のムダ

だからといって
他の亀側の人間のやり方が
自分に合っているという
わけではない

亀側の人間のやり方は
そもそも能力の低い人間が考えたやり方なので
基本が間違っていたり
根本的にダメなやり方の場合も多いので
参考になるかどうかは
自分の中で
慎重に選んだほうが良い

自分の能力が低いことを
自覚できていれば
余計な情報に
振り回されることが
少なくなる

自分の能力が低いことを
自覚するには
時間がかかる

自分が生まれつき
能力が低いことや
苦手なことを
努力で克服することは
すごいことだし
無駄なことではない

しかし
生まれつき苦手なことなので
克服するのは大変だし
自分のなりたいレベルに
たどり着けないかもしれないことを
忘れないほうが良い

生まれつき苦手なうえで
自分の最初の地点から
どこまで上手くなったのか
どこまで成果を上げられるようになったのか
ということが重要

他人を基準にして
努力した結果、以前よりも
自分がどれだけ上手くなったか
自分がどれだけ
成果を上げられるようになったかを
比較することはできない

自分を基準にして
どれだけ変わったか
どれだけ上手になったか
どれだけ成果を上げられるようになったか
を比較する

仕事などで
成果をあげられないなら
その仕事や
その職場で必要な能力が
自分は生まれつき
低いのだと判断すれば良い

向いていない仕事で
成果を上げられなくて
クビになるかどうかは
自分でどうにかなる問題ではない

クビにするかしないかを
決めるのは会社なので
自分の問題ではない

そのときの自分の問題は
それを、自分が
「続けたい」
と思っているかどうか

「続けたい」なら
そのまま続ければ良いし
クビになったら
また同じような仕事を
探せば良い

仕事じゃなくても
スポーツでも
趣味でも
自分はその能力が低くて
成果が上げられなくても
「続けたい」なら
続ければ良い

『かけっこ』が好きな
亀がいても良い

他人より成果が出なかったり
他人より劣っていても
自分の能力を自覚して、
「まあ、こんなもんだろう」
と、納得したり
自分のできる範囲で
「良くできた」
と喜べるなら
それは、ちゃんと
成果が出ていると評価できる

兎側の人間と自分を比較して
自分の能力の低さに
劣等感を感じるのは
時間のムダ

自分の能力に合った
成果が出せそうな方法を探したり
もしくは
自分の能力が高いことを
探すことに
時間を使ったほうが良い

何事も努力でなんとかなる
という人間の話は
聞かなくて良い

努力でなんとかならない部分を
自分に合った方法や
自分なりの工夫や
別のやり方で
何とかする方法を
考えたほうが良い

出来る側の人間の
「こうすれば出来る」
という情報は
あまりあてにならない

自分で体験して
自分で考えて
自分で出した答えだけが
自分が納得できる
自分の考え方の
支柱になる

現代の
「こうすれば○○が出来る」という内容の
本や講演や、セミナーは
あてにならないものが
とても多い

生まれも育ちも、能力も
色々な要素が、全く違う赤の他人が
自分と同じやり方で
みんな、自分と同じように成功できる
と考える時点で
その人の考える能力は
低いことが分かる

自分のことを
能力の高い人間にみせようとするのは
見苦しいので
やめたほうが言い

亀が
「ぼくは、足が速い兎なんです」
と言っても
見た目で亀だと分かる

同じように
人間が自分の事を
自分の能力以上の人間だと
見栄をはろうとしても
見た目や、態度や雰囲気で
やっぱり簡単にバレる

生まれつき能力が低いことは
どうしようもないので
それを自覚して
自分を基準に
努力した結果
どれくらい良くなったか
それだけを考えていれば良い

自分が兎側の人間の場合は
求められない限りは
亀側の人間に
アドバイスなどをしないほうが良い

努力しても上達しなかったり
成果が出ないときは
それが今の自分の限界なんだと
いったん認めると良い

いったん自分の
限界を認めることと
それをやめたり
諦めることとは
別の問題

自分の今の限界を
少しでも上げたいなら
自分が出来ないことを責めずに
どうすれば出来るようになるか
考えれば良い

それを考えて
なにかを努力して
それでも出来ないときは
自分の成長のスピードが
すごく遅いというだけのこと

成長のスピードが遅いのは
自分ではどうすることも出来ないので
そのことについては
考えなくて良い

自分が
亀側の人間であることを
悲しんだり
兎側の人間を
うらやんだり
するのは時間のムダ

自分は
努力不足ではないし
ただ成長のスピードが
遅いだけだと
思えば良い

成果が出ない努力は
やり方が間違っている
と、言う人がいるが
成果の出ない
やり方の間違った努力を
やってしまうこと自体が
その人の生まれつきの
能力の低さの一部なので
どうすることも出来ない

それは
その人が自分で
成果の出ない努力を体験して
「このやり方ではダメだ」と
気がついて
自分自身で導き出した
答えとして
「別の方法でやってみよう」と
成長することでしか
解決できない

他人から「努力不足」と言われて
「はい、そうですね」と
努力できるか?

自分が『努力不足』と感じるから
努力できるんじゃないのか?

亀側の人間が
自分にほとんど生かすことのできない
兎側の人間の成功方法を
覚える必要があるのか?

自分の強みと弱みを
自分で把握することに
まずは時間を使って
それを把握したうえで
成果の出る努力が何なのかを
考えたほうが
得ではないか?

他人の情報にふれる時間と
自分の能力を把握する時間や
自分のことを考える時間と
どちらが大切な時間なのか?

自分の強みと弱みを
自分で把握することに
まずは時間を使って
それを把握したうえで
成果の出る努力が何なのかを
考えたほうが
得ではないか?

他人の情報にふれる時間と
自分の能力を把握する時間や
自分のことを考える時間と
どちらが大切な時間なのか?

どうしても勝てない
どうしても兎側の人間よりも
成果を出すことが出来ない
という場合
それは
しょうがないことだと
認めてしまえば良い

他人の技術や
やり方を参考にして
自分に合ったやり方を
考えるのは良いが
他人の成果と自分の成果を
比較する必要は無い

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