怒りが湧いてきた時の
解決法


あなたは
攻撃されたり、
悪口を言われたり、
心を傷つけられたりして、
相手に怒りが湧いたとき・・・
その相手に
『謝って欲しい』と思いますか?

生きていると
色んな場面で
怒りが湧くことが
あるでしょう。

怒りが湧いたあなたは
今すぐ相手に
非を認めさせて
『謝らせたい』と
思うかもしれません。

でも
ちょっと冷静になって
考えてみましょう。

相手に謝らせるためには
まずは相手自身が
あなたに『謝りたい』
って気持ちに
ならないといけませんよ?

どうですか?
相手は今
あなたに『謝りたい』
って気持ちに
なってそうですか?

もし
そうじゃないなら
相手の気持ちを
あなたに『謝りたい』
って気持ちにするのは
ものすごく大変ですよ。

相手はこれっぽっちも
『自分が悪い』なんて
『思っていません』

『自分が悪い』
って思っていない人に
『ああ、自分は悪い事をしたんだな』
と思わせるには・・・・

相手の間違いを
理解させたり
誤解を解いたり
自分がどのように傷ついたかを
説明したり・・・

相手の考えを
『変えなければ』
相手はあなたにした事が
悪かった事だと感じて
あなたに『謝ろう』とは
絶対に思いません。

もし相手の考えを
奇跡的に変えることが
出来たとしても・・・
相手があなたに謝るかどうかは
全く分かりません。

例えば、よくある光景ですが
その職場の誰がどう見ても
上司の方が悪いのに
上司は絶対謝らない。
むしろ、口答えした部下が
その後もいじめられ続ける・・・

ドラマの中の会社なら
大勢の前で証拠を突きつければ
上司であっても土下座しますが
現実は
証拠を突きつけても
それを大勢が見ていても
理不尽に握りつぶされて
見せしめにその後
さらにひどい仕打ちを受ける事も
残念ながら
ありますね。

まあ
今のはかなり
絶望的な例でしたが・・・

でもどうでしょう?
相手に『謝らせる』のは
本当に大変だということは
なんとなく分かりますよね。

会社の話を例に出しましたが
個人同士でも
相手に『謝らせる』のは
大変だと想像が出来ると思います。

そんな大変な思いをしてまで
まだ『謝らせたい』ですか?

さらに考えてみてください。
『謝らせたら』・・・
あなたの『怒りはおさまりますか?』

『謝られても』
『怒りがおさまらない』
そんな事って
結構あるんじゃないですか?

例えば
苦労して相手の非を認めさせて
ようやく相手から謝罪されても
口先だけの謝罪だったら
怒りはおさまりますか?

例えばレストランで
お気に入りの服と
食べている途中の食事に
店員さんにワインをぶちまけられて
『謝罪だけ』だったら
怒りはおさまりますか?

レストランのオーナーが
丁寧な言葉で深々と頭を下げて
『あなた様のお洋服と
食べている途中の食事に
ワインをぶちまけてしまい
誠に申し訳ございませんでした。』
と謝罪はするのですが・・・

汚れた洋服のクリーニング代は
一円も『出しません』
ワインをぶちまけられた
料理の作りなおしも
一切『しません』
でも、
深々と頭を下げて
反省した様子で
謝罪しています。

謝罪されましたが、
怒りはおさまりますか?
謝罪はもういいから
さっさと服と料理の『補償』をしろよ!
って思いませんか?

相手が心から『自分が悪かった』
『許してください』
って思っていて
謝られても、
怒りはおさまりません。

理由は簡単です。
あなたの怒りが
おさまるために必要なものは
相手の『謝罪』でもないし
相手の『気持ち』でもないのです。

あなたの怒りが
おさまるために必要なものとは
まあ
色々な言い方がありますが・・・

『落とし前』
が必要なのです。

別の言い方だと
『受けた被害が補償される』
とか
『相手が責任を果たす』
とか
『相手が報いを受ける』
とか
『かたがつく』
とか・・・

それらの『落とし前』や
『補償』や『責任』や『報い』によって
『あなた』が・・・

『納得した時』

怒りはおさまります。

どんな『落とし前』であれ
どんな『被害の補償』であれ
どんな『責任が果たされる』のかであれ・・・

あなたが『納得』しない限り
怒りがおさまることはありません。

『納得』
別の表現をするなら
『もうこれで良い』と思える
とか
『この話はこれでおしまい!』と思える
とか・・・

そういった
区切りがついて
『これで良し』
『もういい』
と思える精神状態を
『納得』と
表現します。

つまり
あなたの心に湧いた怒りは
あなたが『納得』出来る状態になれれば
解決することが出来るのです。

怒りが湧いたとき
怒りにまかせて
相手を攻撃したり
相手に謝罪させようとするのではなく

『この怒りに対して
どう『落とし前』がついたら
私は『納得』できるだろう?』

冷静になって考えてみてください。

『相手に謝らせたい!』
『相手に悪かったと思わせたい!』と
ただただ怒っていた時とは
違った道が見えてくると思います。

同じ事をされても
許せる相手と
許せない相手がいるのも
このあなたの
『納得』が
大きく関っています。

自分の可愛い猫が
お気に入りのコートに
爪で穴をあけたとしても
ショックは受けますが、
猫に怒りは湧きません。

しかし
職場の嫌いな上司が
衣装掛けからコートを取ったとき
不注意で隣の自分のお気に入りのコートを
引っ掛けて穴を開けたら
コートを弁償してもらわなければ
怒りはおさまりません。

怒りがおさまるかどうかは
『納得』出来るかどうかだからです。

この『納得』する事が
怒りがおさまるために
必要な事であると知らないと
余計な怒りや
悩みが生まれます。

相手に『謝らせる』ために
説明する方法を考えたり
相手の間違いや悪いところを
集めたり、分析したり・・・

相手に『悪かった』と思わせるために
証拠をあつめたり
どうやって話そうか考えたり・・・

そんな事をしても
あなたの欲しい
『落とし前』は得られませんし
当然『納得』も出来ません。

『納得』出来ない限り
あなたの怒りは消えません。

怒りを解決したいなら
その相手に対して
どうなったら、あなたが
『納得』出来るのかを
考えて行動してください。

怒りにまかせて
目先の『謝罪』や
目先の『相手への攻撃』の事を
考えないでください。

そして
『落とし前』無しでも
『納得』する方法もあります。

自分の可愛い猫に
『納得』出来るのと同じように
関ったらまずい相手にも
『落とし前』無しで
『納得』が出来ます。

例えば相手が
ものすごく臭くて
ものすごく不潔な人だったら
近づく事自体が嫌なので
『もう関りたくない』
『もういい』
『この話は終わり!』

自分から理由をつけて
『納得』の状態に
なる事が出来ます。

この場合は
『相手は臭くて不潔で、気持ち悪くて
近づきたくないから
自分からこの話は終わりにした』
という風に
『納得』出来ているので
それ以上は
怒りは湧いてきません。

別の不快感は
記憶に残るでしょうけど・・・
それ以上その人に対する
怒りで悩む事は無いはずです。

もう『落とし前』を求めていないので
その人について考える必要も
『納得出来ない気持ち』も
『残っていないから』です。

今のは極端な例でしたが
このような方法を使って
無駄な相手への怒りを
自分から『終わり』にする事が
出来るはずです。

誰かに怒りが湧いているときは
良い気分では過ごせませんし
楽しい事や好きな事にも
集中出来ません。

怒りが湧いて
それにとらわれて
その事に時間を奪われるよりも
自分でその怒りを
コントロールして
解決したほうが
楽しい人生が送れます。

だからこそ
怒りが湧いたときは
『この怒りを解決するのは
『落とし前』と『納得』だ。』
と、思い出してください。

もちろん
うまく相手に
『落とし前』をつける方法、
『損害を補償』させる方法が、
みつかったのなら
相手にきっちり
それを支払わせて、
あなたは『納得』して
怒りを終わらせましょう。

怒りに振り回されたり
悩まされずに
一番あなたにとって
『得』な選択肢を選びましょう。

くだらない相手に対しての
怒りで悩むよりも
さっさと『納得』して
怒りを忘れてしまった方が
『得』だという場合が
たくさんあります。

怒りがおさまるために
必要なものは『納得』だということを
忘れないで
上手に自分の怒りを
コントロールしてください。


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